「あやちゃんは本当に隼人が好きなんだね」 そう言うと、嬉しそうに頷くあやちゃん。 「うん。 辛いこともね、一緒に乗り越えてきたから」 そして、あやちゃんは少し真顔になって言葉を発する。 「ねぇ、美優ちゃん、聞きたい? お兄ちゃんとあたしの昔話」 あたしは吸い込まれるように頷いていた。