メンバーの自己紹介が始まり、隼人を見て顔を強張らせた男の子たちが得意げに楽器を鳴らす。
彼らがメンバーだったようだ。
そして、
「ボーカルは、このあたし、橘あやです」
その瞬間、再び轟音のような歓声がわき起こる。
あたしも気付いたら拳を振り上げ叫んでいた。
そして、完全にlove hartの虜になっていたんだ。
そのはつらつとした歌声、
エッジの効いた演奏、
全てが心にぎゅっと染みる。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
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