素敵彼氏の裏の顔





しーん……





家の中は気まずい沈黙に包まれる。




きっと、あやちゃんの友達はいまだに隼人のことを恐れていて、最も会いたくない人に会ってしまったんだろう。

あやちゃんもきっとそれに気付いている。



それなのに、




「美優ちゃん、こっち!」




明るくそう言ってあたしの手を引いた。




そんなあたしを、あやちゃんの友達たちは興味深そうに見ていた。