茶道!? 隼人の妹が茶道!? 全く想像出来ないんだけど。 隼人の妹だけあって、やんちゃな女の子だと思っていた。 だけど、それはただの偏見に過ぎないのかもしれない。 「そんなことより行くよ、美優」 隼人はそう言って、あたしにヘルメットを被せてくれた。 微かに隼人の香りがして、あたしはその幸せに酔った。