気付いたら、あたしは泣いていた。 泣きながら淳ちゃんの名前を呼んでいた。 結局、淳ちゃんがいないとあたしは何もかもが駄目だった。 友達すら作ることが出来なかった。 淳ちゃんから離れなきゃと思うのに、少しも離れられなかった。 いまだに淳ちゃんを想い、すがろうとしているあたしは最低で醜い人間だ。