「ごめんね、勝手に上がってしまって。
だけど、メールも返ってこないし部屋の鍵もかかっていないし、心配になって」
心底申し訳なさそうな顔をする隼人。
そんな隼人に近付きたくて、ぎゅっとしてもらえば安心出来そうな気がして、
あたしは隼人の身体にしがみついていた。
隼人は一瞬身体を強張らせる。
そして、あたしの身体を優しく包んでくれる。
その温かさに少しだけ安心した。
隼人はまだあたしのそばにいてくれているのだと思って。
行かないで、隼人。
お願いだから、そばにいて。
あたしは、あなたのことをこんなにも思っている。



