素敵彼氏の裏の顔





「利枝……?」




思わず口にしていた。

そんなあたしの脳裏には、先ほど会ったあの綺麗な女性が浮かぶ。

モデルのようなその顔で、彼女は不敵に笑っていた。





「利枝と神木の関係は、よく分からねぇ。

神木は恋愛について全く語らない男だったから。

だけど……」



「だけど?」





ごくりと息を呑む。

不吉な予感がしたから。

この後に発せられる言葉に、あたしはきっと粉々に砕かれる。