暗い顔でベンチに座るあたしに、金髪がジュースを買ってくれた。
そして、当然のように自分も隣に座り、口を開く。
「おっかないからな、神木怒らせたら」
遠くを眺めながら、物思いに耽っているようだった。
隼人を怒らせたらおっかない。
確かに昔はそうだったのだろう。
でも、この前の出来事はパフォーマンスに他ならないし、今の隼人は理不尽に怒ったりしない。
そんなことを考えていると、再び金髪が口を開いた。
「あいつ、マジで関わって欲しくなさそうだったな。
昔から、相当無理してたから」
「え?」
あたしは思わず金髪に聞き返していた。
隼人が相当無理していた?
そんなこと、初めて聞いた。



