素敵彼氏の裏の顔





ガシャッ……







不意に玄関が開いた。

そこから明るい外の景色をバックに、燃えるようなオレンジ色の髪が見えた。




そのまま……






ガシャッ……






何事もなかったかのように扉が閉められる。






あたしはびくっと身体を強張らせる。

あたしの上で、隼人がため息をついた。