あたしは、自分のノートに目を落とす。
常に睡眠学習のあたしのノートには、ミミズのような文字が書いてあり、所々空白になっていて。
散々隼人のこと不真面目とかヤンキーとか思ったくせに、あたしのほうが駄目駄目じゃん。
密かに自分を責めた。
一方、隼人はびっくりするくらい綺麗なノートを見て、マーカーで線を引いたり紙に書いたりしていて。
あぁ、すごいなと感心してしまう。
そして、その真剣な横顔に見とれてしまうあたしがいた。
優しげな瞳に、すっと高い鼻。
焦げ茶の髪から覗く耳。
よく見ると、その耳たぶには拡張したような大きな穴と、軟骨にも無数のピアスホールが見える。
それは、消せない隼人の過去を物語っていた。



