隼人が見つかってしまった。 あたしのせいだ。 その事実があたしの胸をぎゅっと掴む。 新しい環境で生まれ変わったつもりで生きてきた隼人。 あの頃の自分に戻りたくないのは、隼人自身だろう。 あたしは大切な人の秘密を守ることすら出来なかった。