「美優。俺って最低な人間だよ。
人殺しって言われても仕方がない」
でもね……
でも、もう十分じゃない?
隼斗は十分苦しんだよ。
「真面目に生きても、苗字が変わっても、新しい人生やり直しても、
あの日の記憶は消せない」
隼斗の言葉が胸に刺さる。
静かに、そして穏やかに話すのに、悲痛な叫びのように感じた。
散々暴れた隼斗に待っていたのは、後悔と罪悪感の日々だったのだ。
あたしは顔を上げ、隼斗を見つめた。
隼斗は泣きそうな顔であたしを見つめている。
その寂しい瞳を、幸せな瞳に変えたい。
生きていて良かったと思わせてあげたい。



