「当時はまだ両親が離婚していなくて、俺……神木の名はすぐに広まった。
そして、気付いたら西高のトップになっていた。
だけど……
隣の北高の奴らは違った。
北高にも絶対的なトップがいて、嫌でもその人と喧嘩することになる」
「それが淳ちゃんだったんだ」
隼斗は黙って頷いた。
あたしは、ずっと淳ちゃんと共に育ってきた。
淳ちゃんが北高を選んだから、あたしも北高に入った。
淳ちゃんが派手になっていっても、あたしは淳ちゃんから離れなかった。
その中で、淳ちゃんが苦しんだことも知っている。
淳ちゃんが隼斗のことを散々に言っていたのも知っている。
神木には感情がねぇ、なんて言って。



