素敵彼氏の裏の顔



「はぁ!?」




あたしは大声をあげていた。




勘違いにもほどがある。

あたしが隼斗から離れられないのは、身体の関係……つまり、セフレというものだとでも思っているのか。





「淳ちゃんとは違うんだから」




失礼な、と精一杯睨む。

だけど淳ちゃんはますますおかしな顔をしていて。




「あいつと……橘と、マジで付き合ってんのか?」




苦し紛れにその言葉を吐いた。

あたしは、深々と頷いた。