抱きしめても、 やっぱり震えは止まらない。 学校ではあんなに強い立場にいる。 ..なのに家では、 自分がいじめられるばっかりだ。 --ガチャッ 「ただいまーっと..あ、優帰って来てんのか」 トン、トン、と 階段を登ってくる音。 --翔さんだ。 私は、 また震えだした。 これから起こることが分かっていて、 涙が溢れそうになる。 あの男が目の前に来れば、 「..優」 「--ッ!!」 ほら、恐怖のショータイムのはじまりだ。