翔さんというのは、 お母さんの弟だ。 お母さんが死んでから、 翔さんはものすごく優しくしてくれた。 なのに今は豹変して、 暴力をするようになった。 私は、 どこも汚すことなくただ震えた。 翔さんは、私が物を触ると 「汚れる!」と言って殴る。 もう、慣れっこだけど。 私は、ちらっと腕のあざをみた。 青いところや赤いところ、色とりどり。 こんなところに色が着いても、 誰もうれしくなんかないのに。 私は翔さんを思い出して震えた体を 抱きしめた。