私が服を脱ごうとすると、 「んー、」と玲亜さまが考えこんだ。 私は少しの期待を胸にもち、 玲亜さまの方を向いた。 「普通じゃ面白くないねっ! 誰か、カッター持ってない?」 クラスの誰かがはい、と手をあげ、 玲亜さまにカッターを捧げた。 「んふ..こんな感じで破ったら、 面白くない?」 すこしどよめきが起こる。 しかし、そのどよめきも笑いに掻き消された。 私の制服は、カッターによって 少し破られている。