だから ずっと、俺の側にいてね。 真子から離れて、少し乱れてしまった真子の前髪を整える。 「早くリビング来いよ」 もうそろそろ、リビングに戻らなくちゃ。 おばさんが不思議がる。 結局、顔洗えなかったけど、目は覚めたからいいか…。 洗面所のドアに手をかけた瞬間。 「あたしも…っ」 「…ん?」 「世界で一番…っ瑠偉が…好き」 斜め下に目線を落としながら、頬をピンクに染める真子。