あ。 俺は今、いいことを思いついた。 しゃべれない真子は、俺に文句が言えない。 これはもういじめるしか! メモとペンを置いて、また雑誌を読み始めた真子。 俺は真子にわからないように、ニヤニヤ笑った。 やべ、どうしても口が緩んじゃう。 だけど、笑いながら実行するとあまりにも不自然だから、なんとか平静を保つ。 「つめて」 ベッドの中央に横になっている真子を無理やり壁側につめて、その隣に横になる。 さすがにシングルベッドに高校生2人ってキツいかも。