「二度としないで!!わかった?!」 鬼のような形相で俺を上から見下す真子。 この顔は…本気で怒ってるみたいだ。 そんなに嫌だったかな。 「ごめん……でももう、ちゅーしちゃいけないなんて俺、無理だよ」 俺、死んじゃうよ。 真子とキスできないことがショックすぎて、食べ物も喉を通らずに餓死しちゃうよ。 「……こと…言ってない」 「え?」 「そんなこと言ってない!!」 そんなこと言ってない? だって今、真子はもう二度としないで、って怒ったじゃん。