俺の見せつけがまだまだ足りないの? ….これ以上くっついたら、本当に真子に怒られそうだ。 「もう瑠偉ヤダ!降ろして!」 俺の言葉で機嫌を損ねた真子は、俺の膝の上で暴れ出した。 「ちょ、真子…っ落ち着けって」 「いやだ!」 「…足いてぇから動くな」 真子の腰に手を回して、ぎゅっとする。 …固定完了…(ニヤリ) 「わー、真子の顔真っ赤!!!」 面白がって近づいてきたのは、唯斗だった。 唯斗と真子は仲が良くて、お互いに「唯斗」「真子」と呼び合う仲だ。