俺、真子にならどんなに迷惑かけられても、いいかもしんない。




一瞬そう思った。




「〜っ、とにかく!カーディガンありがとっ!」




俺が真子の可愛さにやられて硬直していると。




真子は持っていたカーディガンを俺に押し付けて、どこかへ行ってしまった。




ほんのり真子の匂いのする俺のカーディガン。




今、俺がこれ着たら、変態になりそう。(笑)




「やっぱ真子には敵わないな」




俺は一人でうん、と頷いて、カーディガンをロッカーにしまった。