「唯斗くーん、わかってないな。言葉で伝えることは大切だよ?」 「お前はそれが過度すぎんだよ」 んー、そうかな。 だって言いてぇんだもん。 言葉で伝えることが大切だから、そういうケータイ小説が生まれるんでしょ? って、真子が言ってた。 あー、そんな真子が可愛い。 「…っと、真子どこ行くの?」 俺の膝から降りようとした真子を、お腹をギュッと抑えて阻止した。