「ごめん。今俺の彼女、足が痺れちゃったんだって。移動したくてもできねぇや」
と。
嫌味爆発な雰囲気で。
だって足が痺れたのは事実だし。
真子が可愛いこと言うから、いじめたくなったのも事実だし。
「はぁ…瑠偉…彼女入室禁止にするぞ?」
呆れたようにそう言われたので、俺は仕方なく真子とじゃれるのをやめた。
「そろそろ真面目にやってくるから…もう少し待っててね、真子」
「子供扱いすんなっ、同い年だよっ!」
ついでに頭をぽんぽんしたら、手で振り払われた。
あーもう。
可愛いなぁ。
ムスッとして、俺が離れると恥ずかしそうに俯く真子が可愛すぎて仕方ない。


