『もう!またそれ?』 と、俺の太ももを横から軽く殴ってくる。 痛くねぇし。 てかその行動がもろ可愛いんスけど。 「真子が可愛すぎて俺死にそう」 「死ぬなよぉ。あたしだって困る…」 横から除くと、くるんとカールした黒いまつげ。 あー…もう俺ハゲるかも。 頭に真子がいっぱい。 「お前、そこまでくると気持ち悪い」 通りすがりの俺の友達、唯斗に言われた。