ってことでそろそろ起きようか、バカ瑠偉!!!
「起きろバカ!!!」
脇腹を殴ってやった。
起きない罰だよ。
「……ってぇな…」
「夜ご飯グラタン食べるんでしょ?!」
「……ん」
半開きの目が、あたしの視線と絡み合う……。
って顔近づけるな!!!
お母さんそこにいるって!!!
まだ寝ぼけてるよ瑠偉…。
「お母さんそこにいるんだけど…」
お願いだから手を離して…。
自分の母親にこんな姿見られてるの、本当に恥ずかしいんだから。
「あ……おばさん、お邪魔してます…」
寝ぼけながら言うなよ……。
「いつも真子の世話ありがとね〜」
「いえいえ…いい抱きま…いや、いい彼女ですよ〜」
ちょっと……。
今一瞬抱き枕って言おうとしたでしょ。


