そうだな。
でも冷蔵庫にはあんまり材料なかったような気がするから…。
「余り物でチャーハンくらいしか…」
「よっしゃ。じゃあ待ってる」
子犬か!!
そういえば、瑠偉はチャーハン好きなんだっけ?
あとグラタンね。
夜はお母さんにグラタン作ってもらおう。
メールしとかなきゃ。
チャーハンの準備をしてたら、なんだか横から視線が…。
さっきまでテレビ見てたじゃん!
「…あの、チャーハンなんてすぐ出来るからテレビ見てていいよ?」
お手伝い必要なほどの料理でもないしね…。
「は?チャーハンで誰が手伝いなんかすんの?」
でっすよねー。
平然とした顔で、瑠偉は腕を組んで壁にもたれかかった。
くそー…偉そうなことしか言ってないのに、絵になるサマがうざい…!


