真子が寂しい? 「ほんとに?」 「今ウソ言ってどうすんの」 「…ありがと。それだけで嬉しい」 真子が寂しいって、俺を求めてくれるだけで嬉しい。 なんだかホッとした。 「今日一緒に寝よ」 「…今日だけだからね?」 いつもは親の目もあるし、別々の部屋で寝るけど、今日は特別。 朝までずーっと、一緒にいたいんだ。 それからたくさん話して、交互に髪の毛乾かして、一緒に歯磨いて 一緒の布団に入った。 最高に幸せ。 遠慮がちな真子は俺との距離をちょっと開けてる。