俺、やっていけるかな。 真子がいないとエネルギー足らないんだもん。 「充電…」 「はいはい」 真子が俺の方を振り返った瞬間に、キスをした。 優しく。 それはどんどん深くなっていって、それが幸せで。 だから泣けてきた。 「…何で泣くの?」 「わかんね…。真子が隣にいる生活が当たり前だったから…大学のこと思うと苦しくなる」 大学生になったら、隣に真子がいない。 張り裂けそうになる。 「泣かないで…。あたしだって寂しいんだから」