シャツを掴まれてる手を無理矢理離して、真子から少し離れた。





「ちょっ…自分で言いかけといてそれはないでしょー!」





真子は小さな顔のほっぺを膨らました。





んー、なんかさっきまで俺が優位だったのに、今は真子が優位…?





まあ優位とか、優位じゃないとか俺はどうでもいいんだけど。





「ごめん真子。俺、お前のせいで獣化するとこだった」


「は?」





真子の口癖って、絶対、は?とかえ?だよな。




頭に?を数個浮かべている真子は眉間にもシワが寄っている。





そんなに気になったかな。





「よくわかんない。もっと簡単に言って!」


「んーだからさ」