「ありがと真子…泣いていい?」 「無理!こんなとこで!」 勢い余った真子がまたフラついた。 「…危ないから降りよ」 照れて真っ赤になってる真子の両脇に手を入れて、降ろした。 「真子、ぎゅー…」 「…今日は特別だからね」 返事を全部聞く前に、真子に抱きついた。 泣くなって言われたけど、もう目頭熱い…。 鼻水をすすったら、 「こんなことで泣かないでよ…恥ずかしい…」 今日3回目。 真子に怒られた。 でも、真子の腕が背中に回ってきてまた泣いた。