最初はぎゅーってされるの嫌がってるのに、
結局真子だって、ぎゅっとしてくる感じ。
「やる気でたから、俺頑張るね」
「うん…そうして」
「1教科でも真子よりいい点取ったら、また真子からちゅーしてくれる?」
「……2教科」
「わかった」
笑いながら、ゆっくり真子の頭を撫でた。
ふてくされ気味に『……2教科』って言ったってことは、
真子からキスしてくれることを許してくれたってことだよね。
あの真子が、自分からそんなことするなんて、告白した当時は思わなかっただろうなあ。
真子も丸くなったもんだ。
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