好きな小説が実写して、しかも超泣ける話…。
しかも最終的に主人公の彼氏が病気で死ぬっていうなんちゅう…。
そりゃ真子泣きたくなるわ…。
早歩きで映画館を出て、近くの公園のベンチに真子を座らせた。
寒いけど、でもだからといってどこか店に入ると思いっきり泣けないだろうし…。
公園くらいしか思いつかなかった…。
ごめん真子。
「もういいよ泣いても」
真子の前にしゃがんで、視線を同じ高さにする。
「…ふぇ……っ、うぅ…」
「…真子…」
真子の頭を優しく撫でた。
フィクション映画にこんなに左右される真子が俺はかわいいと思う。
そんな真子が好きだ。
「……我慢しなくていいよ。思いっきり泣きたいでしょ…」


