それって、さ。
「…胸キュンしてるんじゃないの?俺に」
「…っ?!」
バッと顔を上げて、驚くような顔で俺を見る真子。
…いやいや、そんなに驚くなよ。
「瑠偉に…胸キュン…」
自分の心臓のあたりに手を当てて、考え込むような顔をし始めた真子が
可愛くてしょうがない。
俺に胸キュン。
つまりは俺の言動にキュンってしてくれてるわけでしょ?
うわーーーっっ!!!!!
なにそれ!!!!!!!!
俺……今なら死ねるわ。
溺死だ、溺死。
「…真子」
「なに?」
「やっぱり次のデートはお家デートにしよう」
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