いつも俺にツンツンしてるような真子でも、今だけは俺の背中にくっついてる。




こんなときに、ちょっと嬉しくなってしまう俺は相当不謹慎…。



だけど、捻った足ももちろん心配…。



捻挫も悪いとかなりやばいらしいし…。



真子を揺らさないように走らないで、早歩きで歩く。



体育館から保健室の距離が長いんだよ…っ!



「先生先生!!」



保健室に着いて、先生を大声で呼んだ。



「あら、どうしたの?」


「真子が足…捻ったって…っ」


「ふふふっ、別に死にはしないんだからそんなに焦らなくても大丈夫よ」




とりあえず、ここに座らせてくれる?

と、先生に言われた通り一番近いベッドに真子を座らせた。