俺のぎゅーを軽くかわされて、真子は慣れたようにリビングに入って行った。 「おばさーん!こんにちは!!」 母親と仲良しの真子は、熱い抱擁を交わしていた。 おいおい…。 俺のぎゅーは何だったんだ? 「……真子、もういいだろ、部屋行こ」 何で俺は母さんにヤキモチ妬いてんだよ…。 「やだ、あたしにまでヤキモチ妬かないでよ〜」 母さんは、真子ちゃん久しぶりねぇ〜、としばらくその場で立ち話をしていた。 近所のおばちゃん集団かよ…。 俺ははやく真子にくっつきたいのに。