「真子」 「んー?」 サンダルを脱ぐ真子を待ってから、俺は真子に抱きついた。 「え、ちょっと!瑠偉?」 「んー…会えたのが嬉しくて」 真子の肩に顎を乗せて、隙間なくくっついた。 「わかったってば…。おばさんに挨拶してくるから離して」 子供をあやすように、背中をポンポンされた。 クソ…。 あれか、真子は俺の対処法を覚えやがったか…。 男もポンポン系に弱いんだよなあ。 俺だけかな。