「一回で理解しろよ!バカ瑠偉!」 「ごめ….だって、え?」 どうしよ、俺の脳、かなりパニクってる。 「家族同然だから、挨拶なんてきちんとしなくていいってこと!!そんなことより、遅刻する方が嫌なの!!」 俺に一歩近づいて、わかった?!と怒鳴る。 え、え、じゃあ、俺は…… 真子の家族同然……って。 何だよ、それ。 嬉しすぎて泣くぞコラ…。 「真子おおおおお」 そんな話を聞いて、俺が真子に抱きつかないはずもなく。