何だあいつ。 急に敬語とか。 萌えるだけだろ。 え、そこ突っ込むの?って今誰か思ったかな。 ってそんなこと考えてる暇なくて!! 光の速さで着替えて、下に降りた。 「ごめんっ!!」 「遅い!」 玄関までダッシュすると、ローファーまできちんと履いて、出発する気満々の真子と。 見送りのおばさんが待っていた。 あっちゃ〜……。 やっちゃった……。 「ほら行くよ!」 と腕を真子に掴まれながら、俺はおばさんに挨拶。 真子の引く手が力を緩めないので、変な態勢だ。