朝ごはんを食べ終わったタイミングで、自分がまだ部屋着だったことに気づく。
制服は、真子の部屋にあったかな。
あ…シャツとかその辺に放りっぱなしだっかも。
しわくちゃになってんだろーな…、カッターシャツ。
寝る前にハンガー貸してもらえばよかった…。
真子の部屋へと続く階段を登りながら、俺は昨日の夜を後悔した。
誰もいないとわかっているのに、真子の部屋に入るのは緊張する。
中に入って、床に散らばっているであろう、俺の制服を探す。
……あれ?
俺の、制服……ない…?
え、え?
俺はしばらくらそこを動かずに、固まった。


