カーテンの間から和かい朝の光が差し込む。二段ベットに寝ている少女は欠伸をしながら降りてくる。
「眠ぃ…ですね…。」

少女の名前は紅芒梨々夏。小さい港町の小さな家に住む少女だ。
だが梨々夏はある時、“力”を持った。
その力は破壊にも使え、
正義にも使える、便利な力。
『世界の絶対者』。
そんな名前の特別なチカラ。