沙羅が居なくなった?!

沙羅が笑う姿が浮かぶ…。

「何処に行く気?蓮。」

さくらが止めに入る。

「決まってんだろ!!沙羅を助けんだよ!!」

俺は走った。カフェを出た。



こびついたさくらの声は離れなかった…。


「私の時でも…私が誘拐されても…誰か助けに来るのかな…??」

さくらは自分自身を責めていた。

沙羅を助けたら言ってやろう。

「お前は一人じゃない。」と…。