「私ッッ!その...詩菴のこと、5年前から好き...でした!」

桃愛は小さくも力強い声で言った。
詩菴は少し驚いた顔をするとこういった...__。


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見ていた5人にはざわめきが走っていた。

「何ッ?聞こえない」

「今告ったよね!?返事は?!!」

そして、樹悸の「来た。」という静かな言葉にざわめきは一気に静まった。

「ど、どうだった?」

恐る恐る聞く梨李芽に桃愛は照れながらvサインを見せた。
それを合図にその場は一気に盛り上がった。

「さ~~今日はパーティーだ!!両片想いが両思いになった記念!やっきそば~~」

「パーティーだ!!ただし、やきそば以外でな!」

という、あやめと桜湖の会話に笑い、その場にいた全員で寮に帰った。

...ちなみに詩菴の返事が“...俺も”だったのは桃愛と詩菴だけの秘密となった。