朝日が昇り、あたりが明るくなった頃、桃愛、梨李芽、あやめは桜湖のご飯を作る音で目覚めた。
桜湖が作ったおいしい朝食をとり、途中カミーと合流し5人で学校へ向かう。

「そういえば...」

と桃愛が切り出す。

「さくって好きな人とかいるの?」

そんな言葉にほかの3人も桜湖に注目する。

「ん、彼氏いるよ。1つ上の。」

『え゛え゛━━━━!!』

めちゃめちゃびっくりしている4人をよそに桜湖は話はじめる。

「スペックはねー17歳でまぁイケメン。高1の今頃からだから、付き合い始めてちょうど1年ぐらいかな。
...であたしのことはいいとして、桃愛はどうなの?」

切り替えがはやい3人は一斉に桃愛を取り囲んだ。

「もういいって...ってぎゃー!」

桃愛が逸らしていた視線を4人に向けた頃にはちょうど通りかかった詩菴に、梨李芽と桜湖が命令していた。

「今週土曜日にラズーべのフードコートに1時集合!時間厳守でよろッ!」

「は?」

一瞬怪訝そうな顔をした詩菴だったが、すぐに返した。

「いいけど、樹悸と一緒じゃだめ?」

いつから会話に入っていたのか、あやめがいう。

「おい、男なら1人で来いよ。」

そんな言葉に2人はピーピーギャーギャー騒ぎ始める。
そんな2人を横目にカミーは微笑んだ。

「Good lack,Momoa.you are very good and very cute girl!!」