僕のとなりは、君だけ。

広瀬へと気持ちが移った訳じゃない。
だだ、一緒にいると常に笑っていられて
奏との事を忘れられる自分がいた。
そして、広瀬を少し自分と重ねていた

「先輩ー!待って下さいよ!歩くの早いです」

考え事をしてると自然と早歩きになってしまい
広瀬を置いて行ってしまった。

「すまん!お前、足の長さの違いじゃね?笑」
広瀬をからかいながら、立ち止まって振り返る。

「もうすぐ、体育祭ですね!何の競技に出るつもりですか?」

「おー、そうだな…」

心無い俺の返事に気づいたのか

「私、分かってます…少しずつでいいんで私の事も見てください…」

そう言って、下を向いた。

「ん…ありがとうな」