いつもの様に図書室へ向かいドアを開けると、渉がもう来てて、図書室へ入る私に笑いかけてくれた。
『誰もいないのに、勝手に入っちゃった。』
ぺロっと下を出して、笑う渉に私もつられて笑う。
「図書室の利用は自由だからいつ入って来てもいいんですよ。」
『そっか…。けど、俺本一度も借りてないよ?これって利用してるっていうのかな?』
「ホントだ…ちょっと違うかもしれませんね。」
『初めて笑ったね。』
渉にそう言われて、笑顔が引き攣った。
何を馴染んでいるんだろう。私なんかが渉とこうして話してるだけで奇跡に近い事なのに。
「す、すみません、つい…。先輩の笑う顔につられちゃって…」
『なんで謝るの?俺はもっと見ていたいな。』
驚きの言葉に顔をあげると、夕日を背中にした渉が笑って私を見ていた。
目を細めて笑う渉に、憧れが…淡い恋心が、本気の恋になった瞬間だった…
私は渉の笑顔に恋に落ちた…
『誰もいないのに、勝手に入っちゃった。』
ぺロっと下を出して、笑う渉に私もつられて笑う。
「図書室の利用は自由だからいつ入って来てもいいんですよ。」
『そっか…。けど、俺本一度も借りてないよ?これって利用してるっていうのかな?』
「ホントだ…ちょっと違うかもしれませんね。」
『初めて笑ったね。』
渉にそう言われて、笑顔が引き攣った。
何を馴染んでいるんだろう。私なんかが渉とこうして話してるだけで奇跡に近い事なのに。
「す、すみません、つい…。先輩の笑う顔につられちゃって…」
『なんで謝るの?俺はもっと見ていたいな。』
驚きの言葉に顔をあげると、夕日を背中にした渉が笑って私を見ていた。
目を細めて笑う渉に、憧れが…淡い恋心が、本気の恋になった瞬間だった…
私は渉の笑顔に恋に落ちた…

