「中川君!お待たせ!!」




校門前に立つ中川君の元へ走る私…







中川君はそんな私を見て、一言…





『そんな走ってたら転ぶぞ!』







「大丈夫だよっ!!…きゃあっ…?」





言った矢先から躓いて転びかける私に、中川君は手を伸ばす。







『……危ね…ぎりぎり間に合った。』






転びかけた私を支える大きな腕。





最近、私の傷が減った理由…
それは中川君のお陰なんだ…





『おい…そこ段差あるぞ!』




「あ、ホントだ…」





こうやって、私の歩く所を注意深く見てくれる。






さすがに何もないところで躓くのだけは予想出来ないと、言われたけど…