ヒミツの恋【短編集】

『指輪じゃ学校につけていけないしな…』







そうして私の首に手を回して付けてくれた。







『俺のモノになる予約だから…外すなよ!』






そうして降りるように促される。






「ありがと…一生…大事にするから…」






和弘の車が見えなくなっても、その場で見送りながら首からかかるネックレスを眺め、手で触ってた。









「ただいまぁ!お父さんお母さん!お腹空いたよぉ!!少し早いけどもう行こう!!」






家に帰り玄関でお父さん達を呼ぶ。







お母さんに話すのも…もう少しだけ、後にしようかな?







和弘との事はもうちょっとだけ、秘密にしていたい。





まどかが勿体なくて話せなかったっていう気持ち、今ならすごくよくわかるよ。








『あら、裕美、素敵なネックレスね!誰からもらったの?』





玄関に出て来たお母さんが笑顔で話しかけてくる。






私はそれに笑顔で答えた。






「ふふっ。…秘密だよっ!」










end