『ぶっ…くくっ…

あーはっはっ!!』





お腹を抑えて笑い始めた中川君。私はそんな中川君に呆気にとられる。





『で、でこ…
ぷぷっ…真っ直ぐ線に…くくっ!!は、腫れて…』





えっ!!?




ポケットに手を入れて、持っていた手鏡で確認する。





「や、やだぁ…」





中川君の言った通り、くっきりと、横に一本線が引かれた様に赤く腫れ上がったおでこが映ってて。






中川君の大爆笑を見てると本当、馬鹿にされてると感じてしまって…ジワジワと涙が溢れてくる。





そんな時、後ろから声をかけられた。