それを見て、「頭冷やしてくる」と尚樹は外に出て行ってしまった。



「ごめん・・・アズ。私があんなことしたから・・・」



「奈緒は悪くないよ。あ~ぁ!お腹すいたな!!うち、ちょっと用事があるから帰るね。ばいばい」



「うん」



その後、部員達は帰っていき部室には私と洸だけが残った。



「洸・・・あの、さっきはゴメンね」



「いいよ、でも・・・教えてほしい。俺の知らないこと、奈緒たちが何を抱えているのか」



「・・・・・・うん」